黒門丸一 旨い魚 黒門丸一
大阪黒門市場内・最高級鮮魚専門店
大阪市中央区日本橋1-17-8

TEL 06-6631-4962  FAX 06-6643-1700
更新履歴
03/07/24
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旨い魚うんちく集・基礎知識から料理法まで   ふぐ【河豚】 トラフグ 


旬:冬 (白子は12月以降3月始め頃まで)

代表的な食べ方
  てっちり   てっさ   
  焼き白子   
  生で白子をいただく
  湯引き  鍋皮   ひれ酒
  唐揚げ  雑炊

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天然トラフグ写真

河豚の基礎知識

なぜ「てつ」?
 何故河豚の事を大阪では『テツ』と呼ぶのでしょうか。それは河豚は部位により猛毒があり、昔の人はそれに当ると死ぬことより『鉄砲』と同じということで『テツ』と呼ぶようになったとか。

  『テツ』のちり鍋で『てっちり』、『テツ』の刺身で『てっさ』、天然の『テツ』は『天テツ』・・とこのように大阪では使っています。

毒のある部位
 河豚によって毒のある部位は異なります。これから書くのは『トラフグ』にのみ摘要されます。釣りなどで別の種類の河豚を釣ったときには、くれぐれも、ご注意を!トラフグでは毒が無くても、他の種類の河豚だと毒が含まれる部位というのも多くありますので・・・

 トラフグの場合、毒は卵巣・肝臓に含まれます。身、皮、血、精巣(白子)、ひれには含まれません。


トラフグとほかの河豚の違い

 時々トラフグ以外の河豚を見かけますが、やっぱり味はトラフグが河豚の王様といえるでしょう。同じトラフグでも、色合いが少しグリーンがかっているものもあります、あれは見るからに美味しくなさそうですが、実際全く美味しくありません(笑)。黒々としたトラフグにはやはり太刀打ちできないでしょう。

 

 

免許が必要
 トラフグの毒は『テトロドトキシン』といって、神経毒の一種です。自然界では最高に強い毒といわれています。

 そのため各自治体によって、河豚を扱うための免許が必要になってきます。大阪府は、全国でも最も免許が厳しくなっています。

大阪の免許は厳しい!
 大阪府での河豚業者に対する免許は3種類あります。まず河豚を調理する技術に対する免許、販売することが出来る免許、そして、設備に対する免許、 と他府県に例を見ない厳しい免許となっています。毒のある部位は他の魚のアラとまざって捨てることすら許されません。(万一拾い食いされたら大変!)

 ですから、大阪の河豚は安心・安全に召し上がっていただけるのです。

大阪は河豚の一大消費地かつ激戦区
 全国的に見ても、まだまだ関西以外は、河豚の消費量は少ないようです。産地として有名な下関ももちろん消費地ではありますが、やはり大阪が最大消費地といえるでしょう。

 そのぶん値段的にも激戦区といえます。他の地域では高く売られている河豚でも、大阪では同じ品質でしたらずいぶんお買い得になるはずですし、良い品物もそれほどびっくりする値段にはなっていないはずです。

 買うなら『大阪』で!そして大阪なら『黒門』でどうぞ!




河豚には3枚も皮がある!

ふぐのフルコースには必ず出てくる湯引き。
 淡白ですが、旨みがあって、通ならば身よりも皮を好む人が多いくらいです。
実はふぐの調理人にとっては、解体するよりも、 皮の処理・調理のほうがずっと技術が要り、手間がかかるのです。

 丸ふぐを解体し、まず外側の皮(実は2枚がひっついている)をはずし、 内臓や目玉などを取り除きます。
 この状態を『身欠き(みがき)』と呼びます。

 ちょうどみかんの皮をむいたように、身に薄皮がついています。
これが『身皮(みかわ)』。
 その外側にあたるのが『とうとうみ』と呼ばれています。
 一番外側の皮が『鮫皮』で、 ふぐちょうちんにされたものを触るとよく分かるのですが、 細かい棘がびっしりと生えています。
それを包丁で一枚皮を剥くように、滑らかになるまでこそげ落とします。 熟練を要するため、仕上がりとスピードに、職人の腕の差が大きく出ます。

 ところで、身についている皮が『身皮』、鮫肌のような感触の皮が『鮫皮』 と言うのはわかるのですが、 中間の『とうとうみ』の由来がわかりません。

 グルメ本や、食材の本を見ても何も書かれていません。
同業者に聞いても要領を得ない答えばかりで困っていたのですが、 先日時代劇で地図が出てくると、 戦国時代、三河(みかわ)の国の隣に、 遠江(とうとうみ・と読みます)と言う国があるのです。 つまり、身皮(三河)の隣にあるからとうとうみ(遠江)になったようで、 関西人にはわからんはずやあ・・・と納得しています。  【旨い魚通信創刊号より】




魚屋から見てもフグはけったいな魚や!
 魚嫌いの人でも、フグだけは大好き(かなり贅沢か?)
という人も結構います。 刺身にしても、鍋にしても、『魚くささ』が全く無いからです。
その秘密は?

 普通の魚は皮下脂肪や身の中に『サシ』の形で脂をもっています。 これが旨みとなるわけですが、 分解すると『魚くささ』の原因になります。 ところが『てっちり』の中をのぞいても脂は浮いてきません。

 実はフグにはほとんど脂肪が含まれません。 そのかわり、冷たい海の中で、ゼラチン質をたっぷり貯め込み、
それを身にまとっています。

 そしてこのゼラチンこそがふぐの旨みなのです。

 フグが究極の美容食と呼ばれるのは、 高たんぱく、高コラーゲンでありながら、きわめて低脂肪な為です。

これで、シメの雑炊まで、香ばしく仕上がる訳です。
魚嫌いの人こそ、一度お試しあれ。【旨い魚通信第2号より】

 

何でけったいな魚かというと・・・

 外側から見ていけば、まず、うろこがないし、頭は箱型で、 えらの開口部は胸ビレの横にならんで開いているし、 口を開けて見れば歯はたったの4本(4枚?)。
活けじめにした時には、この歯を使って『ゴリゴリ』と歯ぎしりを始め、 うるさいの何の・・・・

 皮は3重になっているし、骨格も独特の形。
 第一に肋骨がない。(これのおかげで、浮き袋を膨らませば、 あのように大きくちょうちんのように全体が膨らむんですが・・・)

 フグちょうちんといえば、あれを作るにはなかなかスキルが必要なのです。 開口部をできるだけ少なく、口、ひれなどを皮から離さず、身から切り離し、 かつ、皮に余分な身がついてはいけない。

 ちなみに丸一では、皮は湯引きにして売ってしまうので作りません。
あしからず・・・【旨い魚通信第3号より】




美味しい食べ方・調理法など

てっちり・ひれ酒はこちらへどうぞ。

なんと言っても白子!
 代表は『そのまま生で』又は『焼き白子』、又はてっちり鍋に放り込むのも可、です。

 鮮度の良い白子はやはりそのままが一番。ポン酢と薬味(もみじおろしとネギがお勧め)で、いただきます。

 次に人気のあるのが『焼き白子』です。
 プリンのカップなどの小ぶりの耐熱容器に、ぶつぶつと切った白子を入れ、みりん醤油をたらし、白ごまをつけて、オーブントースターなどで焼きます。軽く焼き目がつけばOKです。

 てっちり鍋に入れちゃう手もあります。ただ、どうしても出汁がどろどろになりがちなので、ご注意を。

河豚の唐揚
 ちょっともったいないですが、普通にから揚げにして、やはりポン酢、薬味でいただきます。もったいないですが、美味しいです。(^.^)

皮が美味しい!

 皮の調理法は『鍋皮』『湯引き』が代表でしょう。

 『鍋皮』はその名のとおり、ちり鍋に入れて食べてしまいます。
 『湯引き』は、皮を煮立った湯にさっとくぐらせて氷水に取り、端から細かく千切りにしていきます。ポン酢、もみじおろし、ネギ、もみ海苔をたっぷり載せてお召し上がりください。良い河豚の皮は臭みもクセも無く美味しいものです。

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